Once upon a time in America
Once upon a time in America
異音とシフトの重さの原因となっていたエンジンマウントの調整を完了。ちょっとドライブなどしてきました。陽が落ちると寒いこと。
さて、ここ最近のトピックといえば、この車のヒストリーがちょっとだけ明らかになったこと。きっかけはいわゆるアバルトの「盾」の裏に書かれた落書きでした。イリノイ州のある通りの名前と、持ち主の名前が書かれていたのですが、その住所に手紙を出してみても「所在不明」で帰ってきてしまい、なかば諦めておりました。
ところが最近、これを見たアメリカの友人が「もしかしてこの人では？」とネット上の記事を紹介してくれました。それは引退した地元の教師が、趣味で作った飛行場のジオラマを寄贈する場所を探しているというもの。
ありがたくも電話番号が書いてありましたが、自分で電話するのはこわいので、友人に確認してもらったところ、「おそらく間違いない。本人も自分の車が日本にあることにとても驚いていたよ」とのこと。
78歳のおじいちゃんですが、かろうじてメールのやり取りはできるので、ちょっとずつコミュニケーションをとっています。当時の写真も送ってもらいました。それが上の写真です。
切り欠かれたフェンダーアーチ、ノーズ下に開けられたエアインテークなど、特徴も一致します。
元持ち主パウエルさんいわく「この車はあるカップルから500ドルで買った。エンジンは失われていたが、メーターもシートもレース仕様で、彼らによれば『Sebring Car』とのことだった。色は買ったときから赤かった」
前後のヒストリーはまだ謎ですが、パズルのピースがひとつはまった気がします。
